[15日 ロイター] - ウクライナが軍事物資の欧米依存から脱却し、国内生産を強化する取り組みを進める中、ウメロフ国防相は15日、共同生産や技術交換に関する企業間の新規契約が数十件あると明らかにした。
欧米からの大規模な軍事支援の行方が不透明になる中、ウクライナにとって軍事物資の国内生産の拡大が急務になっている。ウメロフ国防相は、ウクライナが9月に主催した国際防衛産業フォーラムに250社を超える西側の軍事企業が参加したことや、12月に米ワシントンで開催されたウクライナと米国の合同防衛会議に言及。「われわれは米国と共同生産と技術データの共有に関する覚書に署名した」と述べた。
また、ウクライナ国営防衛企業ウクロボロンプロムによると、首都キーウ(キエフ)で今週、バブコック・インターナショナル・グループやBAEシステムズを含む英国の大手防衛メーカーが参加する会議が開催された。ウメロフ氏は英国の防衛関連企業に対し、ウクライナのメーカーとの協力を呼びかけたとしている。