Jody Godoy
[ニューヨーク 18日 ロイター] - 電気自動車(EV)の米新興企業ニコラの創業者が18日、ニューヨーク南部地区連邦地裁で、自社の技術に関する詐欺の罪で禁錮4年の判決を言い渡された。
検察側は、ニコラ創業者で元会長のトレバー・ミルトン被告が、購入した電池を自前で開発したと偽ったほか、実際に動かないと承知していた電動トラックの実用化にいち早く成功したなどとうたっていたことを指摘した。
被告は既に昨年10月、陪審員から投資家を欺いたとして有害評決を受けており、検察側が先週、連邦地裁に対して禁錮約11年を求刑。起業家としても、企業経営者としても、自社の状況についての報告には正直であるべきだと非難した。
一方弁護側は、不適切な説明は被告が「心の奥深くに抱く楽観主義」に由来し、明確な詐欺とは異なるので、執行猶予を付けるのが適切だなどと主張していた。