[東京 11日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 18264.22 -35.40 寄り付き 18155.71 安値/高値 18124.35─18362.99
TOPIX .TOPX 終値 1480.23 +0.71 寄り付き 1467.06 安値/高値 1465─1488.11
東証出来高(万株) 281507 東証売買代金(億円) 34716.99
東京株式市場で日経平均は続落。週末要因からポジション調整の売りが優勢だった。もっ とも重要イベントを来週に控えるなか、ポジションを傾けにくく、前日終値を挟んで一進 一退が続いた。TOPIXは小反発した。 東証1部の売買代金は3兆4716億円と、メジャーSQ(特別清算指数)算出分と みられる約1兆2000億円を除けば低水準だった。
振れ幅の大きい展開が続いてきたが、きょうの日経平均の日中値幅(高値と安値の差 )は238円64銭にとどまり、8月20日(値幅213円18銭)以来、約3週間ぶり の小ささだった。日経平均ボラティリティ指数 .JNIV は31台と2週間ぶりの水準まで 低下した。
14─15日に日銀金融政策決定会合、16─17日の米連邦公開市場委員会(FO MC)など「ビッグイベントを控え、結果をみないと動きにくい」(いちよし証券・投資 情報部課長の及川敬司氏)との声が多い。メジャーSQを通過したことも相場の変動を抑 える一因と指摘された。
個別銘柄では、リソー教育 4714.T が年初来安値を更新。東証は10日、同社株を1 1日から監理銘柄(審査中)に指定すると発表した。これまで内部管理体制等について改 善が必要とされ、特設注意市場銘柄に指定されていたが、監理銘柄(審査中)となったこ とで上場廃止の可能性が高まり、売りが優勢となった。
半面、2016年1月期の通期連結業績予想を上方修正した積水ハウス 1928.T が反 発。2016年7月期の年間配当を44円にすると発表したドクターシーラボ 4924.T は 続伸した。
東証1部騰落数は、値上がり1267銘柄に対し、値下がりが547銘柄、変わらず が83銘柄だった。
(杉山容俊)