Niket Nishant Hannah Lang Suzanne McGee
[8日 ロイター] - 米ブラックロックなど複数の運用会社は8日、暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物に連動する上場投資信託(ETF)に課す予定の手数料を公表した。週内に見込まれる米証券取引委員会(SEC)による承認に向けてさらに前進した。
ブラックロック、ヴァンエック、アーク・インベストメンツ/21シェアーズ、ビットワイズなどはSECへの提出文書で、承認申請中のビットコイン現物ETFの手数料率について、米ETFの平均レートを大幅に下回る水準に設定する方針を示した。10日までにもSECの承認が下りると予想される中、シェア獲得競争が激化している。
ビットワイズは0.24%、ヴァンエックは0.25%に設定。アークと21シェアーズは当初計画の0.80%から0.25%に引き下げ、ブラックロックは0.30%とした。モーニングスターによると、米ETF商品の平均は0.54%。
手数料は通常、ETF上場前に決定される最後の詳細の一つ。