[東京 15日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 119.83/85 1.1320/24 135.66/70 午前9時現在 120.35/37 1.1306/10 136.08/12 NY午後5時 120.22/24 1.1314/16 136.02/06
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の 119円後半だった。正午過ぎ、日銀が政策決定会合で金融政策の現状維持を決めたと伝 わり円買い圧力が強まった。その後は総裁会見に関心が移り、120円を挟んでもみあっ た。
日銀が金融政策を維持したことを受け、ドル/円は120.35円付近から一時11 9.90円まで下げた。市場では、一部にあった追加緩和の期待分がはげ落ちたとする見 方が出ていた。
その後は黒田総裁の会見待ちとなり、ドル/円は119.90─120.10円台で もみ合った。市場では「総裁がインフレや生産など最近の日本の経済指標について、ある いは中国ショックの影響について、どのような見解を示すのか注目したい」(邦銀)との 声が出ていた。
午後3時にかけて上海株が下げ幅を拡大したことなどを受け、ドル/円は119.8 0円まで下押しされた。
きょうの海外時間には米国で8月の小売売上高の発表が予定される。「小売りが堅調 ならば、市場で9月の利上げ予想が再燃する可能性がある」(外為アナリスト)という声 も出ていた。
午前中、ドル/円は仲値公示にかけて120.66円まで上昇した。商業決済が集中 しやすい五・十日ということもあり、実需のフローで買いが勝っていたという。また、一 部の海外筋が、きょうの日銀決定会合でのサプライズを期待して、ドル買いを実施してい たとの観測もあった。ただ、120円後半ではドルが伸び悩んだため、正午にかけては利 益確定売りが先行したという。
(為替マーケットチーム)