[香港 11日 ロイター] - 中国の政府系不動産開発会社である遠洋集団(シノ・オーシャン・グループ)は、国内社債166億元(23億2000万ドル)の全てについて、償還期限の延長を要請した。
社債保有者に宛てた文書をロイターが11日に入手した。
同社は、事業を安定させ全体的な価値を維持するため、社債4本の償還期限を最大30カ月延期する計画を表明。販売全般の減少が続いており、資金繰りが改善していないと説明した。
計画では、今年の利払いを1年間延期する。元本返済は15カ月目から分割で行う。
社債保有者は2週間以内にこの計画について投票を行う予定。
対象となる社債4本(H15Sino-Ocean3, H19Sino-Ocean2, H21 Sino-Ocean 1, H21 Sino-Ocean2)の取引は11日から停止された。