James Davey Suban Abdulla
[ロンドン 12日 ロイター] - 英高級ファッションブランド、バーバリーは12日、通期の利益予想を再び下方修正した。クリスマス商戦が不振だった。
午前の株式市場では同社の株価が7%急落。同業のLVMH、ケリングもそれぞれ2%下落している。
バーバリーは通期の調整後営業利益が4億1000万ポンド(5億2300万ドル)─4億6000万ポンドになると予想。
昨年11月にも、当時の市場予想(5億5200万─6億6800万ポンド)の下限付近になるとの見通しを示していた。
昨年12月30日までの13週間の小売売上高は7%減の7億0600万ポンド、既存店売上高は4%減。
中国を含むアジア太平洋地域では3%増だったが、欧州は5%減、米州は15%減だった。
LVMHやケリングなど同業他社も、主要市場で高級品の需要減少を報告している。
インフレに加え、中東の紛争で地政学的な不透明感が増しており、米欧の消費者が支出を控えていることが背景。中国も不動産危機で新型コロナウイルス後の景気回復が予想を下回っている。