[チューリヒ 29日 ロイター] - スイス資産運用協会は29日、2023年の国内のファンド事業でUBSグループとクレディ・スイスのシェアが低下したことを明らかにした。
昨年クレディ・スイス救済で統合された事業のシェアは前年の39.3%から37.6%に低下。
同協会のエイドリアン・シャッツマン最高経営責任者(CEO)によると、ファンドの統合などが進み今後この傾向はさらに進む見通し。
またシャッツマン氏は、一部の投資家に1つの金融機関への過度のエクスポージャーを避けようとする姿勢がみられると指摘した。
スイスカント、ブラックロック、ピクテ、スイス・ライフがこうした恩恵を受けている。
昨年のスイスのファンド市場全体の取引高は3.7%増の1兆3700億スイスフラン(1兆5900億ドル)だった。