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SECが自己勘定取引の監督強化、ディーラー登録を義務付け

発行済 2024-02-07 08:15
更新済 2024-02-07 08:18
© Reuters.

Douglas Gillison Davide Barbuscia Michelle Price

[ワシントン 6日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は6日、米国債市場などで自己勘定取引を行うトレーダーや投資会社について、「ブローカーディーラー」としての登録を義務付けて厳しい監督下に置く新たな規則を採択した。

新規則の狙いは、米国債で流動性を巡るさまざまな混乱を引き起こす原因となっている構造的な問題を解決すること。市場参加者の話では、米国債取引の中央清算化なども含めたこれらの取り組みは、米国債市場において数十年来で最大の改革措置だという。

SECは、自己勘定取引は米国債市場にとって重要な流動性の供給源となっており、他の米国債ディーラーと同等の厳しい監督とリスク管理を求められると説明。ゲンスラー委員長は、ディーラーの中で登録義務や規則適用に差があってはならないと強調した。

今回の規則は約43社が対象になる見通し。

SECの投票では5人の委員のうち共和党の2人は反対。新規則は適用範囲が広過ぎて、市場参加者に不要な負担をもたらすほか、一部の参加者を市場から退出させて逆に流動性を低下させかねないなどと主張した。

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