Suzanne McGee Tatiana Bautzer
[7日 ロイター] - 市場関係者によると、米モルガン・スタンレーやファイザー、PNCファイナンシャル・サービシズ・グループなどの今週の株価変動に、株価指数の開発・算出を手がけるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによるミスが影響した可能性がある。
同社は1日夜にダウ・ジョーンズ米国配当100指数の構成銘柄変更予定リストを公表。10銘柄を追加し、2銘柄を除外するとした。
しかし広報担当者によると、ミスが生じ、誤った銘柄が顧客に提供され、モルガンSとPNCは当初のリストに追加銘柄として掲載されていた。
同社は5日の市場取引終了後に追加11銘柄と除外3銘柄を含む修正リストを改めて公表した。変更は3月18日に実施される。
モルガンSとPNCの株価は4日の取引で上昇したが、6日にはこの上昇分を消した。一方、当初のリストで除外銘柄とされたファイザーは4日に下落したが、6日に修正リストで指数にとどまることが明らかになると持ち直した。これら3社の今週の出来高は90日平均を50─80%上回っている。
モルガンSとPNCはコメントを控えた。ファイザーは現時点でコメント要請に応じていない。