Lewis Jackson
[12日 ロイター] - 中国商務省は豪州産ワインに対する関税を撤廃する暫定案を示した。近く関税が撤廃される可能性がある。
豪ワイン大手トレジャリー・ワイン・エステーツが12日、明らかにした。
最終決定は数週間先で、内容が変更される可能性もあるが、同社のティム・フォード最高経営責任者(CEO)は最終結果を楽観しており「関税撤廃の意向が示されたことを喜んでいる」と述べた。
関税撤廃の意向が強く示された形となった。中国は2021年に豪州産ワインに218%の関税を課し、トレジャリー・ワイン・エステーツが特に大きな打撃を受けた。
両国関係はオーストラリアが新型コロナウイルスの起源を巡る調査を呼びかけたことを受けて悪化していたが、中国政府はその後、豪州産大麦の輸入制限を撤廃している。
オーストラリアのファレル貿易相は12日、歓迎すべき動きだと表明。同相は中国が3月末までに見直し作業を終了する見込みと発言していた。