[19日 ロイター] - 欧州特許庁(EPO)が昨年受理した特許出願件数は前年比2.9%増の19万9275件と過去最高だったことが19日公表の資料で明らかになった。米国、ドイツ、日本、中国からの出願が最も大きな割合を占めた。
出願数が最も多かった企業は中国の華為技術(ファーウェイ)で、首位は3年連続。2位以下には韓国のサムスン電子、LG電子、米半導体大手クアルコム、スウェーデンのエリクソン、独シーメンスが続いた。
EPOのカンピーノス長官は今回の資料について「欧州の技術市場の魅力と、その製品やサービスの質の高さを示している」と述べた。中小企業の出願件数は過去最多水準で推移しているという。
特許出願件数は企業の研究開発投資の動向を示す先行的な指標とされる。