[27日 ロイター] - 格付け会社S&Pは、米国の長期ソブリン格付けを「AAプラス」、短期ソブリン格付けを「A─1プラス」に据え置いた。長期格付けの見通しは「安定的」。
S&Pは「堅調な成長を遂げる多様で強靭(きょうじん)な経済、金融政策の大きな柔軟性、世界有数の準備通貨発行国としての固有の地位に関連する恩恵が米国のソブリン格付けを支えている」とした。
また、金融政策の柔軟性を提供している連邦準備制度が、国内のインフレ抑制と金融市場の脆弱性への対処という課題を乗り切るとの見方を示した。
格付け会社フィッチ・レーティングスも今月、米国の外貨建て長期債格付けを「AAプラス」に据え置き、見通しは「安定的」としていた。