[11日 ロイター] - 米金融大手モルガン・スタンレーのウェルスマネジメント(富裕層向け資産運用)部門が複数の米規制当局による調査を受けていると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話として11日報じた。
調査は米証券取引委員会(SEC)や通貨監督庁(OCC)、その他の財務省所管機関が実施。モルガンSの株価は11日の取引を5.2%安で終了した。
報道によると、同社が見込み客の身元や資金源、金融活動について十分に審査したかを調査しているという。
外国の顧客も調査の焦点になっているという。
モルガンSは報道についてコメントを控えた。当局はコメントの求めに応じていない。
モルガンSのウェルスマネジメント部門は資産家や中小企業に証券取引や資産管理、投資助言、ファイナンシャルプラン作成などのサービスを提供している。