[ストックホルム 19日 ロイター] - ノルウェー政府系ファンドは19日、米金融大手ゴールドマン・サックスについて、現在デービッド・ソロモン氏が兼任している最高経営責任者(CEO)と会長の分離を求める株主決議に賛成票を投じる方針を示した。
議決権行使助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシズ(ISS)とグラス・ルイスも職分分離を支持するよう株主に推奨している。
ゴールドマンは今月24日に株主総会を開く。
LSEGのデータによると、ノルウェー政府系ファンドの運営主体であるノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)はゴールドマンの第12位の株主で、2023年末時点で0.84%の株式を保有している。当時の保有評価額は10億9000万ドル。
NBIMは「取締役会は会社の業務について客観的な判断を下し、経営陣から独立して意思決定を行うべきだ」と指摘した。