Jesús Aguado
[マドリード 6日 ロイター] - スペインのサバデル銀行の取締役会は、同業のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)が示した120億ユーロ(約129億3000万ドル)規模の株式交換方式による合併提案を拒否した。サバデルが6日明らかにした。
サバデルは時価総額で国内第4位の銀行。BBVAの提案について、サバデルの潜在能力と成長見込みを著しく過小評価していると判断、提案は一方的との認識を示した。
BBVAは先週、サバデル株4.83株に対して、新規発行のBBVA株1株を付与する案を提示。4月29日の株価終値に30%上乗せした。
BBVAの広報担当者は「サバデルの取締役会がこのような魅力的な提案を拒否したことは残念」と述べた。
サバデルとBBVAが合併すれば、時価総額は675億ユーロを超え、ユーロ圏で第3位の銀行が誕生する。スペインの国内銀行としては資産規模で見てカイシャバンクを抜き最大手となる。