[フランクフルト 7日 ロイター] - ロシアの首都モスクワの裁判所は、米JPモルガンの欧州子会社と独コメルツ銀行がロシア国内に保有する資産1240万ユーロ(1334万ドル)の差し押さえを認める予備判決を出した。
訴訟はロシアのウクライナ侵攻に伴う西側諸国の制裁を適用されたロシアのトランスキャピタルバンクが起こした。トランスキャピタルバンクの訴えを認める予備判決が4月26日に下された。
ロシアは西側の制裁に対抗するため、西側企業の子会社に対し資産押収や新経営陣の導入といった措置を講じているほか、撤退する西側企業に大幅な割引価格での資産売却を命じている。