[ニューヨーク 23日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 17646.70(+157.54) 前営業日終値 17489.16(+320.55)
ナスダック総合 .IXIC 終値 5031.86(+111.81) 前営業日終値 4920.05(+79.93)
S&P総合500種 .SPX 終値 2075.15(+22.64) 前営業日終値 2052.51(+33.57)
23日の米国株式市場は続伸して取引を終えた。マイクロソフト MSFT.O など決算が 好調だったハイテク株が買われ、全体水準を押し上げた。中国人民銀行(中央銀行)が予 想外の利下げに踏み切ったことも相場を押し上げた。 ダウ工業株30種平均 .DJI は157.54ドル(0.90%)高の1万7646. 70ドルで取引を終えた。 S&P総合500種指数 .SPX は22.64ポイント(1.10%)高の2075. 15だった。2015年に入ってからの取引は通算で0.8%高になりプラス圏に浮上。 8月19日以来初めて200日平均を上回った。10月全体では7.1%高となっている 。 ナスダック総合指数 .IXIC は111.81ポイント(2.27%)高の5031. 86だった。 週間でもいずれも値上がりし、ダウが約2.5%、S&Pが約2.1%、ナスダック が約3.0%のプラスとなった。 マイクロソフトは10.1%上昇の52.87ドルと、約15年ぶりの高値をつけた 。前日発表の決算は9四半期連続で修正後利益が市場予想を上回った。マイクロソフトの 値上がりは米主要3指数の最大の押し上げ要因だった。うちダウは指数上昇の5分の1近 くがマイクロソフトによるものだった。 グーグルの持ち株会社であるアルファベット GOOGL.O と、オンライン小売り大手ア マゾン・ドット・コム AMZN.O も前日発表の決算が市場予想を上回った。両社の株価はそ れぞれ5.6%と6.2%上昇した。 S&Pハイテク株指数 .SPLRCT は約3.0%上昇し、主要部門の中で最も著しい伸 びとなった。 一方、家電大手のワールプール WHR.N は8.7%の下落。為替の影響で通期収入が 25億ドル減るとの見通しを示した。第3・四半期利益は市場予想を上回ったものの、通 期見通しを引き下げた。 騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では上げ1806で下げ1252(比率 は1.44対1)だった。ナスダックは上げ1872で下げ956(1.96対1)だっ た。 米取引所の合算出来高は約76億株と、直近20営業日の平均である73億株を上回 った。