[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万9038円16銭(354円23銭高)、TOPIXは2782.49ポイント(27.46ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は13億2952万株
6月10日(月)後場の東京株式市場は、昼頃から円安が強まり1ドル157円台に入ったことなどで日産自<7201>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)などが一段と上げて始まり、その後もジリ高となったほか、前引けにかけて安かった東京エレク<8035>(東証プライム)なども一気に小高く始まり、全体に買いが勢いづく相場となった。高島屋<8233>(東証プライム)も一段と上げ、資生堂<4911>(東証プライム)は下げ幅を徐々に縮めた。日経平均は前引けから120円近く上げて307円高で始まり、一時ゆるんだが14時には397円61銭高(3万9081円54銭)まで上げ、大引けも上げ幅300円台を保ち大幅反発となった。
後場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)も一段と上げて始まり、カナモト<9678>(東証プライム)は前週末発表の第2四半期決算が好調で一段と上げ幅を拡大。三菱紙<3864>(東証プライム)はパルプ市況高など言われて一段ジリ高。光・彩<7878>(東証スタンダード)は四半期決算の大幅増益など好感されて前場ストップ高まで上げ後場は大引けまで買い気配。サン電子<6736>(東証スタンダード)は米投資ファンドによるTOBを受けて後場一段と上げてストップ高。クラダシ<5884>(東証グロース)は株主優待の導入が好感され終日買い気配のまま大引けにストップ高。上場4日目のアストロスケールHD<186A>(東証グロース)は3日ぶりの上げ相場となり大幅に反発。クリングルファーマ<4884>(東証グロース)は5月上順から躍動感を強める相場が新株予約権の行使完了で動きやすくなったとされ再び一段高。
東証プライム市場の出来高概算は13億2952万株(前引けは6億7776万株)、売買代金は3兆3195億円(同1兆6345億円)。プライム上場1647銘柄のうち、値上がり銘柄数は1326(前引けは1262)銘柄、値下がり銘柄数は286(同338)銘柄。
東証33業種別指数は海運を除く32業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、石油石炭、倉庫運輸、非鉄金属、輸送用機器、ゴム製品、銀行、電気機器、金属製品、陸運、ガラス土石、パルプ紙、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)