[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は4万1388円92銭(835円10銭安)、TOPIXは2900.76ポイント(28.41ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億9482万株
7月12日(金)前場の東京株式市場は、米国11日のNY市場でCPI(消費者物価指数)発表後に円相場が急伸し、一時1ドル157円台まで上げたことなどを受け、株価指数先物への売りが先行、SQ(ミニ先物、オプションの清算値・行使価格)算出は埋没の印象で、日経平均は急反落で始まったまま午前10時頃に一時1035円73銭安(4万1188円29銭)まで急落した。ただ、昨11日まで3日連続最高値を更新してきた上、昨年末から9000円近く上げてきたため絶好の小休止的な受け止め方が少なくなく、その後は持ち直した。米金利低下を受けて国内長短期金利も低下し、三菱地所<8802>(東証プライム)などは値上がりし、低PBRの日本紙<3863>(東証プライム)などもしっかり。ディフェンシブ銘柄としてキユーピー<2809>(東証プライム)や資生堂<4911>(東証プライム)も上げた。
Sansan<4443>(東証プライム)が買い気配のままストップ高となり、5月期決算の大幅増益と自社株買いを好感。タマホーム<1419>(東証プライム)は連続増配や今期の業績見通しなど好感され急伸。プライム・ストラテジー<5250>(東証スタンダード)も11日発表の四半期決算が材料視され急伸ストップ高。ボードルア<4413>(東証グロース)も四半期決算が材料視され急伸。
東証プライム市場の出来高概算は9億9482万株、売買代金は2兆9721億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1085銘柄、値下がり銘柄数は508銘柄。
東証33業種別指数は11業種が値上がりし、不動産、建設、繊維製品、水産農林、陸運、パルプ紙、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)