*07:47JST NYの視点:米7月PPI受けで他の主要インフレ指標に改善期待広がる、9月の50BP利下げ観測後押し
米国労働統計局が発表した7月生産者物価指数(PPI)は前月比+0.1%となった。
伸びは予想外に6月+0.2%から鈍化した。
前年比では+2.2%。
伸びは6月+2.7%から鈍化し、3月来で最低。
変動の激しい食料やエネルギーを除いたコアPPIは前月比0%となった。
伸びは6月+0.3%から予想以上に鈍化し、昨年12月来で最低。
前年比では+2.4%と、やはり6月+3.0%から予想以上の鈍化で、2月来の低い伸びとなった。
最も上昇したのは、ポートフォリオ管理料で+2.3%。
同指数の20%を占めるヘルスケアは横ばい。
最終サービス需要は前月比で―0.2%と、今年初めて低下。
前年比では+2.6%だった。
最終サービス需要の低下が全体指数の鈍化につながった。
連邦準備制度理事会(FRB)はサービス価格の高止まりに度々懸念を表明していた。
しかし、サービス価格の低下で、FRBは利下げの条件としているインフレが2%目標に向けた持続的な改善を一段と確信する可能性がある。
PPIの結果を受けて、14日に発表が予定されている消費者物価指数(CPI)や30日に発表されるPCE価格指数でも伸び鈍化が予想されている。
FRBが特にインフレ指標として注視しているコアCPIは前年比で+3.3%から+3.2%へ伸びが鈍化し、3月来で最小の伸びに留まる見通し。
コア個人消費支出価格指数(PCE)は前年比+2.7%と、+2.6%から小幅伸び拡大が予想されている。
■市場の利下げ予想
9月連邦公開市場委員会(FOMC):50BPの利下げ
11月:25BP
12月:25BP
もし、CPIやPCEでPPIのような予想以上の改善が確認されればFRBが9月連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイントの利下げに踏み切るとの観測を後押しする。
一方、FRBのメンバーはボウマン理事のようにインフレ鈍化も依然目標を上回り、財政政策や地政学的リスクの上昇などがインフレの上振れリスクとなるとの指摘も聞かれ、FRBが1回の会合で0.5%の大幅利下げを実施するのは困難との見方も少なくなく、ドル売りも慎重か。
伸びは予想外に6月+0.2%から鈍化した。
前年比では+2.2%。
伸びは6月+2.7%から鈍化し、3月来で最低。
変動の激しい食料やエネルギーを除いたコアPPIは前月比0%となった。
伸びは6月+0.3%から予想以上に鈍化し、昨年12月来で最低。
前年比では+2.4%と、やはり6月+3.0%から予想以上の鈍化で、2月来の低い伸びとなった。
最も上昇したのは、ポートフォリオ管理料で+2.3%。
同指数の20%を占めるヘルスケアは横ばい。
最終サービス需要は前月比で―0.2%と、今年初めて低下。
前年比では+2.6%だった。
最終サービス需要の低下が全体指数の鈍化につながった。
連邦準備制度理事会(FRB)はサービス価格の高止まりに度々懸念を表明していた。
しかし、サービス価格の低下で、FRBは利下げの条件としているインフレが2%目標に向けた持続的な改善を一段と確信する可能性がある。
PPIの結果を受けて、14日に発表が予定されている消費者物価指数(CPI)や30日に発表されるPCE価格指数でも伸び鈍化が予想されている。
FRBが特にインフレ指標として注視しているコアCPIは前年比で+3.3%から+3.2%へ伸びが鈍化し、3月来で最小の伸びに留まる見通し。
コア個人消費支出価格指数(PCE)は前年比+2.7%と、+2.6%から小幅伸び拡大が予想されている。
■市場の利下げ予想
9月連邦公開市場委員会(FOMC):50BPの利下げ
11月:25BP
12月:25BP
もし、CPIやPCEでPPIのような予想以上の改善が確認されればFRBが9月連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイントの利下げに踏み切るとの観測を後押しする。
一方、FRBのメンバーはボウマン理事のようにインフレ鈍化も依然目標を上回り、財政政策や地政学的リスクの上昇などがインフレの上振れリスクとなるとの指摘も聞かれ、FRBが1回の会合で0.5%の大幅利下げを実施するのは困難との見方も少なくなく、ドル売りも慎重か。