8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり153銘柄、値下がり64銘柄、変わらず8銘柄となった。 日経平均は5日ぶり反発。
前日比69.56円高の17836.90円（出来高概算14億8000万株）で前場の取引を終えた。
前日の欧米株安の流れを受けて、日経平均は205円安からスタートした。
その後、人民元の基準値が前日よりやや元高水準に設定されたことで為替相場が円安方向に振れ、日経平均は一時200円を超える上昇となる場面があった。
サーキットブレーカー制度が一時停止された中国市場では、上海総合指数が取引開始直後に荒い値動きとり、日経平均もこれに振らされたが、売り買い一巡後はプラス圏で推移した。
値上がり寄与トップはファナック (T:6954)、2位は東エレク (T:8035)となり、2銘柄で日経平均を約26円押し上げた。
アドテスト (T:6857)の業績観測報道が伝わり、同社株価は一時6％を超える上昇となった。
こうした流れから、半導体製造装置の関連銘柄で強い値動きが目立った。
一部証券会社はセクターレポートで、同業界についてポジティブスタンスに転換する機会を探りたいと指摘しているようだ。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)となり、1銘柄で約63円の押し下げ要因に。
前日に発表した第1四半期決算がネガティブ視された。
営業利益は前年同期比16.9％減の759億円で、通期予想についても2000億円から1800億円に下方修正している。
暖冬の影響で第1四半期の減益や通期計画の未達への懸念は従来あったものの、減益幅は市場の想定以上となった。
*11:30現在 日経平均株価 17836.90(+69.56) 値上がり銘柄数 153(寄与度+156.14) 値下がり銘柄数 64(寄与度-86.58) 変わらず銘柄数 8 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:6954) ファナック 19330 390 +15.30 (T:8035) 東エレク 7015 277 +10.87 (T:6367) ダイキン 8078 201 +7.88 (T:6971) 京セラ 5319 91 +7.14 (T:4543) テルモ 3720 65 +5.10 (T:5108) ブリヂストン 4023 111 +4.35 (T:4523) エーザイ 7902 103 +4.04 (T:9613) NTTデータ 5760 100 +3.92 (T:4503) アステラス薬 1698 19 +3.73 (T:2801) キッコーマン 3920 80 +3.14 (T:4704) トレンド 4880 80 +3.14 (T:6857) アドテスト 972 37 +2.90 (T:2502) アサヒ 3838 71 +2.79 (T:9984) ソフトバンクG 5772 21 +2.47 (T:4901) 富士フイルム 4749 63 +2.47 (T:7733) オリンパス 4520 60 +2.35 (T:4324) 電通 6310 60 +2.35 (T:6902) デンソー 5259 53 +2.08 (T:7267) ホンダ 3550 26 +2.04 (T:7203) トヨタ 6947 49 +1.92 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:9983) ファーストリテ 37440 -1610 -63.16 (T:3382) 7&I-HD 5235 -77 -3.02 (T:4452) 花王 5760 -74 -2.90 (T:5333) ガイシ 2448 -61 -2.39 (T:7751) キヤノン 3415 -33 -1.94 (T:4507) 塩野義 5310 -39 -1.53 (T:1925) 大和ハウス 3292 -32 -1.26 (T:6952) カシオ 2614 -26 -1.02 (T:8252) 丸井G 1909 -19 -0.75 (T:5713) 住友鉱 1336.5 -18 -0.71 (T:2432) DENA 1715 -53 -0.62 (T:7762) シチズンHD 825 -12 -0.47 (T:1928) 積水ハウス 1921.5 -12 -0.47 (T:8332) 横浜銀 709.7 -11.5 -0.45 (T:6773) パイオニア 297 -11 -0.43 (T:1802) 大林組 1074 -10 -0.39 (T:7951) ヤマハ 2726 -8 -0.31 (T:8355) 静岡銀 1115 -7 -0.27 (T:8267) イオン 1799 -6.5 -0.25 (T:8630) 損保JPNK 3651 -25 -0.25