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NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM、ADP雇用、JOLT、ベージュブック、加中銀など

発行済 2024-09-02 07:35
更新済 2024-09-02 07:45
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*07:35JST NYの視点:【今週の注目イベント】米雇用統計、ISM、ADP雇用、JOLT、ベージュブック、加中銀など 今週は8月雇用統計や全米の製造業、サービス業活動を示すISM製造業・非製造業景況指数に注目が集まる。
連邦準備制度理事会(FRB)は目標達成において、最大雇用や物価安定リスクが一段と均衡したとし9月連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げがほぼ確実と見られている。
パウエル議長は労働市場の減速に懸念を表明しており、雇用統計に加えて、JOLT求人件数やADP雇用統計で労働市場動向を判断していく。
7月雇用統計で失業率が予想外に上昇、雇用者数の伸びが予想を下回ったため労働市場が急速に減速しているとの脅威につながり、大幅利下げ観測やドル売りが加速した。
8月雇用統計の結果も7月と同様に、冴えない結果となった場合は、9月FOMCでの大幅利下げ観測が強まり、ドル売りが再開する可能性がある。


FRBはまた、次回FOMCでの金融政策決定において参考材料となる地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する。
全米12地区の物価や消費動向、見通しをめぐる言及に焦点が集まる。


そのほか、カナダ中銀は、景気の減速やインフレ鈍化で、0.25%ポイント追加利下げを実施することで金融緩和を継続する見通し。


8月の雇用統計で失業率は4.2%と、前月の4.3%から低下予想。
非農業部門の雇用者数は前月比+16万5000人増と、前月の+11万4000人増から伸びが加速したとみられている。
7月の雇用の低迷はハリケーンの特別要因が影響した可能性が強いとの指摘もあり、万が一、改善が見られると、大幅利下げ観測の後退で、ドルの買戻しが強まる可能性がある。


■今週の主な注目イベント
●米国
9月2日:レーバーデー祭日で休場
3日:ISM製造業景況指数、建設支出
4日:JOLT求人件数、製造業受注、貿易収支、連邦準備制度理事会(FRB)はベージュブックを公表
5日:週次失業保険申請件数、ADP雇用統計、サービス業PMI、ISM非製造業景況指数
6日:雇用統計

●欧州
9月2日:ユーロ圏、独、仏製造業PMI
4日:ユーロ圏サービスPMI、PPI
5日:ユーロ圏小売売上高
6日:ユーロ圏GDP

●日本
9月2日:資本支出

●英国
9月2日:英世界製造業PMI
3日:英中銀ブリーデン副総裁が欧州中央銀行(ECB)との合同会議で司会
5日:英中銀、チーフエコノミストのピル氏講演

●中国
9月2日:財新製造業PMI
4日:財新サービスPMI

●カナダ
9月4日:カナダ中銀金融政策決定会合
6日:失業率

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