[日本インタビュ新聞社] - ■配当貴族銘柄や株式分割銘柄も要チェック
昨今、配当権利取りが「配当の再投資」として注目されている。この再投資により、配当金額に応じて株価が下がる一方、機関投資家は将来の配当をカバーするため、指数先物を買い増し、株価の押し上げ効果をもたらす。この動きは権利付き最終売買日から権利落ち日にかけて特に顕著である。
9月末の中間配当権利取りは、特に高配当利回り銘柄が注目される。海運大手3社、日本郵船<9101>(東証プライム)などがその代表例であり、これらの銘柄は業績上方修正に伴い増配を発表、年間配当利回りは5%を超えている。株価は乱高下するが、底固い動きを見せている。
さらに、9月中間配当を予定している上位銘柄や、10年以上増配を続ける「配当貴族指数」に連動するETF、株式分割の権利取りを迎える銘柄も注目に値する。これらの銘柄をマークすることで、9月の投資戦略を成功に導くことを期待する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)