*11:17JST ウェルスナビ:預かり資産・運用者数の増加で業績も2桁成長、三菱UFJ銀行と資本業務提携でさらなる成長へ
ウェルスナビ (TYO:7342)は、「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したサービス、ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供している。
世界経済全体に最適な割合で、厳選したETFを通じて約50ヶ国12,000銘柄以上へ投資可能。
高度な知識や手間なしに国際分散投資を行うことができ、顧客の預かり資産の1%のみというシンプルな手数料で、全ての人にオンラインでサービスを提供している。
2016年7月に正式リリースし、2024年6月末時点で預かり資産1兆2,766億円、運用者数40.8万人。
運用者の年代別比率では、20代以下が6%、30代が21%、40代が29%、50代が26%、60代以上が18%と、多くのユーザーが働く世代となっており、そのうち約3割が投資未経験という顧客層となっている。
顧客満足度も非常に高く、利用中の96%の顧客が満足と評価、10年以上の利用意向が60%と長期思考の投資家が多く、国内ロボアドバイザー市場において第1位を継続的に確保している。
2024年12月期上期累計の営業収益は5,223百万円(前年同期比40.8%増)、営業利益は354百万円(同88.1%増)で着地した。
簿価の預かり資産が順調に積み上がったことに加えて、株式市場の上昇や円安などの後押しもありARRは同41.3%増の11,193百万円となった。
また、簿価ベースの預かり資産は同26%増、運用者数も同10%増と順調に増加しており、新NISA効果により既存ユーザーからの追加入金も好調だという。
引き続きロボアド事業の拡大に向けた基盤強化、新規事業への積極投資も進めるなか、営業利益が拡大していることは素直にポジティブに捉えられそうだ。
同時に2024年12月通期の業績予想も開示しており、営業収益は11,187百万円(前期比37.0%増)、営業利益は531百万円(同1.4%増)を見込んでいる。
通期の営業利益は、成長投資やオフィス移転に伴う一過性費用が計上されているため伸びが鈍化しているように見えてしまうが、一過性費用を除く営業利益は808百万円(同54.2%増)と順調な伸びが想定されている。
同社は、5月に楽天証券株式会社および楽天投信投資顧問株式会社とともに開発に取り組んだ投資信託「ウェルスナビ×R」について、楽天証券で5月13日より販売を開始した。
楽天証券のユーザー向けの投資信託で、楽天投信投資顧問が運用し、ウェルスナビは投資助言を行う。
ウェルスナビとしては初の投資信託商品によるサービス提供となっているが、2024年6月末時点で既に預かり資産1,091百万円、運用者は3,804人を超えており、順調な立ち上がりとなっている。
また、NISAに合わせる生命保険サービスもリリースしており、保険募集代理店としてユーザーに適した保険商品を提案し、保険会社から代理店手数料を受領している。
これらの新規事業の営業収益は、通期で33百万円程度を見込んでおり、既に収益が立ち始めているようだ。
さらに、三菱UFJ銀行と資本業務提携を行っており、「おまかせNISA」を含むロボアドバイザーの普及の加速に向けた提携強化はもちろんのこと、両社でお金の悩みを解決する総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP)の企画・開発を進めている。
顧客に対して資産運用に加え、生命保険、年金、金融教育、住宅ローンなど段階的にサービスを拡張し、生涯を通して中立的な立場からの提案を実施していくようだ。
2025年中のリリースと、その後は段階的にサービス内容の拡充を進めていく。
調達した資金15,431百万円は、2024年4月~2026年12月の期間において、既存のロボアドバイザー事業、新規のMAP事業のどこに充当するかも既に開示しており、業績の2ケタ成長が続く中、今後の同社の中長期的な成長に期待しておきたい。
世界経済全体に最適な割合で、厳選したETFを通じて約50ヶ国12,000銘柄以上へ投資可能。
高度な知識や手間なしに国際分散投資を行うことができ、顧客の預かり資産の1%のみというシンプルな手数料で、全ての人にオンラインでサービスを提供している。
2016年7月に正式リリースし、2024年6月末時点で預かり資産1兆2,766億円、運用者数40.8万人。
運用者の年代別比率では、20代以下が6%、30代が21%、40代が29%、50代が26%、60代以上が18%と、多くのユーザーが働く世代となっており、そのうち約3割が投資未経験という顧客層となっている。
顧客満足度も非常に高く、利用中の96%の顧客が満足と評価、10年以上の利用意向が60%と長期思考の投資家が多く、国内ロボアドバイザー市場において第1位を継続的に確保している。
2024年12月期上期累計の営業収益は5,223百万円(前年同期比40.8%増)、営業利益は354百万円(同88.1%増)で着地した。
簿価の預かり資産が順調に積み上がったことに加えて、株式市場の上昇や円安などの後押しもありARRは同41.3%増の11,193百万円となった。
また、簿価ベースの預かり資産は同26%増、運用者数も同10%増と順調に増加しており、新NISA効果により既存ユーザーからの追加入金も好調だという。
引き続きロボアド事業の拡大に向けた基盤強化、新規事業への積極投資も進めるなか、営業利益が拡大していることは素直にポジティブに捉えられそうだ。
同時に2024年12月通期の業績予想も開示しており、営業収益は11,187百万円(前期比37.0%増)、営業利益は531百万円(同1.4%増)を見込んでいる。
通期の営業利益は、成長投資やオフィス移転に伴う一過性費用が計上されているため伸びが鈍化しているように見えてしまうが、一過性費用を除く営業利益は808百万円(同54.2%増)と順調な伸びが想定されている。
同社は、5月に楽天証券株式会社および楽天投信投資顧問株式会社とともに開発に取り組んだ投資信託「ウェルスナビ×R」について、楽天証券で5月13日より販売を開始した。
楽天証券のユーザー向けの投資信託で、楽天投信投資顧問が運用し、ウェルスナビは投資助言を行う。
ウェルスナビとしては初の投資信託商品によるサービス提供となっているが、2024年6月末時点で既に預かり資産1,091百万円、運用者は3,804人を超えており、順調な立ち上がりとなっている。
また、NISAに合わせる生命保険サービスもリリースしており、保険募集代理店としてユーザーに適した保険商品を提案し、保険会社から代理店手数料を受領している。
これらの新規事業の営業収益は、通期で33百万円程度を見込んでおり、既に収益が立ち始めているようだ。
さらに、三菱UFJ銀行と資本業務提携を行っており、「おまかせNISA」を含むロボアドバイザーの普及の加速に向けた提携強化はもちろんのこと、両社でお金の悩みを解決する総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP)の企画・開発を進めている。
顧客に対して資産運用に加え、生命保険、年金、金融教育、住宅ローンなど段階的にサービスを拡張し、生涯を通して中立的な立場からの提案を実施していくようだ。
2025年中のリリースと、その後は段階的にサービス内容の拡充を進めていく。
調達した資金15,431百万円は、2024年4月~2026年12月の期間において、既存のロボアドバイザー事業、新規のMAP事業のどこに充当するかも既に開示しており、業績の2ケタ成長が続く中、今後の同社の中長期的な成長に期待しておきたい。