[日本インタビュ新聞社] - (決算速報)
ジェイテック<2479>(東証グロース)は10月31日に25年3月期第2四半期累計(中間期)連結業績を発表した。大幅増益だった。技術職知財リース事業のテクノロジストの需要が安定的に推移したことに加え、業務効率化によるコストダウン効果も寄与した。そして通期大幅増益予想を据え置いた。テクノロジストに対する需要が高水準に推移する見込みだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は安値圏で軟調だったが調整一巡して反発の動きを強めている。好業績を評価して出直りを期待したい。
■25年3月期2Q累計大幅増益と順調、通期も大幅増益予想
25年3月期第2四半期累計の連結業績は売上高が前年同期比1.4%増の16億47百万円、営業利益が48.9%増の98百万円、経常利益が50.1%増の98百万円、親会社株主帰属四半期(中間)純利益が91.4%増の63百万円だった。技術職知財リース事業のテクノロジストの需要が安定的に推移したことに加え、業務効率化によるコストダウン効果も寄与した。
セグメント別に見ると、技術職知財リース事業は売上高が2.3%増の16億47百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が26.6%増の3億05百万円だった。一般派遣およびエンジニア派遣事業は当期より全業務を休止した。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が8億19百万円で営業利益が38百万円、第2四半期は売上高が8億28百万円で営業利益が60百万円だった。
通期連結業績予想は据え置いて、売上高が24年3月期比15.6%増の37億円50百万円、営業利益が52.7%増の3億50百万円、経常利益が54.6%増の3億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が17.8%増の1億93百万円としている。配当予想は未定としている。
テクノロジストに対する需要が高水準に推移する見込みだ。第2四半期累計の進捗率は売上高が44%、営業利益が28%、経常利益が28%、親会社株主帰属当期純利益が33%と低水準の形だが、新卒技術者が順次稼働して全体の稼働率が上昇していく収益構造であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は反発の動き
株価は安値圏で軟調だったが調整一巡して反発の動きを強めている。好業績を評価して出直りを期待したい。10月31日の終値は227円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS24円10銭で算出)は約9倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS150円58銭で算出)は約1.5倍、そして時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)