(内容を追加しました) [ニューヨーク 31日 ロイター] - 終値 前日比 % 始値 高値 安値 ダウ工業株30種 17685.09 -31.57 -0.18 17716.05 17755.70 17669.72 前営業日終値 17716.66 ナスダック総合 4869.85 +0.55 +0.01 4869.57 4891.30 4864.41 前営業日終値 4869.29 S&P総合500 2059.74 -4.21 -0.20 2063.77 2067.92 2057.46 種 前営業日終値 2063.95
米国株式市場は、ダウ工業株30種 .DJI とS&P総合500種 .SPX が小幅安で終 えた。ただ両指数とも1カ月に及ぶ値上がり基調が寄与し、今年に入っての急落にも関わ らず、第1・四半期全体ではプラス圏で終えた。 米国株は世界的な景気低迷をめぐる懸念を背景に1月に大きく下げたが、原油相場が 持ち直したことでS&P総合500種は2月半ば以降で13%上昇、年初来では0.8% のプラスとなった。 この日は月末と四半期末を迎えて一部のファンドマネジャーが株式を物色する動きも 見られたものの、全体としては軟調な展開になり、S&P総合500種とダウ工業株30 種は反落した。 年初来ではダウ工業株30種は1.5%のプラスだが、ナスダック総合は2.7%の マイナスとなっている。 米労働省が発表した新規失業保険週間申請件数は予想に反して前週比で増加したが、 節目となる30万件を下回り、労働市場が引き続き底堅く推移していることを示した。市 場では、1日に発表される3月の雇用統計に注目が集まっている。 ランデンバーグ・サルマン・アセット・マネジメントのフィル・ブランカート氏は3 月の雇用統計について「堅調な内容になりそうだ」と予想。株式には「多少は追い風にな る」との見方を示した。 セクター別では、S&P総合500種の主要10業種別指数のうち9業種の指数が低 下。S&P素材株指数 SPLRCM は0.88%下げた。 家電量販のベスト・バイ BBY.N は2.76%高。同社株の投資判断をバークレイズ が「オーバーウエート」としたことが好感された。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1665で下げ1356、ナスダックは 上げ1397で下げ1444だった。トムソン・ロイターのデータによると、米取引所の 合計出来高は約68億株で、過去20営業日平均の77億株を下回った。