韓国のEV用バッテリーメーカーSKオンが、現在生産しているパウチ型バッテリー以外の製品を多様化するための戦略的な動きとして、角型バッテリーの供給について様々な自動車メーカーと協議を行っている。この取り組みは、世界的な電気自動車需要の鈍化に直面し、同社が財務の立て直しを図る中で行われた。
エネルギー複合企業SKイノベーションの子会社であるSKオンは、すでにフォード・モーター(NYSE:F)、現代自動車(OTC:HYMTF)、フォルクスワーゲン(ETR:VOWG_p)といった著名自動車メーカーにEV用バッテリーを供給している。同社のチーフ・スポークスマンであるKo Chang-Kook氏は、SKオンが角形電池技術の開発を完了し、自動車メーカーとの契約がまとまり次第、生産を開始する準備が整っていることを明らかにした。
硬い素材に包まれた角型電池への進出は、SKオンが現在生産している密封されたフレキシブルフォイルを利用したパウチ型電池を補完するものである。同社はまた、テスラ(NASDAQ:TSLA)が特に採用している円筒型電池の開発も模索している。
厳しい市場環境にもかかわらず、2021年後半にSKイノベーションから分離独立して以来、利益を計上していないSKオンには、設備投資や研究開発費を削減する計画はない。今年初め、SKイノベーションは約9兆ウォン(65.5億ドル)の設備投資予算を発表したが、その大半はSKオンに充てられた。
競合のLGエナジー・ソリューション(LGES)が設備投資を最小限に抑え、最近アリゾナでのバッテリー工場建設の一部を中断したのとは対照的に、SKオン社は投資戦略を維持している。SKオン社は4月、下半期に収支均衡を達成するという目標を再確認し、黒字化を達成するまで役員給与を凍結するなどのコスト削減策を導入した。
報道によると、SKイノベーションはSKオンを支援するため、収益性の高いガス関連会社SK E&Sとの合併を検討する可能性があるという。しかし、SKイノベーションはいかなる決定も確認していないが、来週水曜日に予定されている取締役会では、競争力強化のための戦略的施策に取り組むことを示唆している。
取材時の為替レートは1ドル=1374.4200ウォン。
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