火曜日早朝の欧州株式市場は、ユーロ圏から発表される消費者物価指数を控え、トレーダーが慎重なスタンスをとっているため、小動きとなった。汎欧州株価指数STOXX600は、0710GMT現在514.87ポイントと、前日に3週間ぶりの高値をつけた後もその水準を維持した。
エネルギー株は1％近く下落した。これは、地政学的緊張の緩和と中国の需要低迷に影響された世界的な原油価格の下落に起因する。
一方、テクノロジー株は急上昇し、全体で0.6%上昇した。この上昇を支えたのは、同セクターの主要プレーヤーであるASMLホールディングスの1.3%上昇であった。
投資家は0900GMTに発表されるユーロ圏の消費者物価指数を注視している。このデータはインフレの重要な指標であり、欧州中央銀行の金融政策決定に影響を与える可能性がある。
ドイツでは、7月の生産者物価が前年同月比で0.8％下落し、市場予想と一致した。その結果、ドイツDAX指数は0.2%の小幅上昇となった。
一方、スウェーデン株式市場は、0730GMTに発表される中央銀行の金利決定待ちのため、横ばいで推移した。
特定銘柄では、デンマークの金融機関であるアイスケ・バンクが上半期決算発表後に2.1％の上昇を記録し、この日の個別銘柄のハイライトとして目立った。
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