[日本インタビュ新聞社] - ◆日経平均は3万9849円14銭(476円91銭高)、TOPIXは2773.03ポイント(23.72ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は19億3245万株
12月12日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が取引開始から14時半頃まで約500円高の3万9900円をはさんで一進一退を続け、その後一時4万円に乗ったが大引けは3万9800円台まで戻って4日続伸となった。先高観は強い様子だったが、目先的には、NY市場でNASDAQ指数が2万ポイントに乗り、日本では2か月ぶりに一時4万円台に乗ったため達成感を感じる向きもあったもよう。前場連日最高値のソニーG<6758>(東証プライム)は高値圏でもみあい、前場上げた三菱重工<7011>(東証プライム)も強もみあい。一方、石油資源<1662>(東証プライム)は一段と強い値動きになり、商船三井<9104>(東証プライム)も一段ジリ高。鹿島建設<1812>(東証プライム)も一段ジリ高など補正予算の通過で建設株も高い。
後場は、シンフォニアテクノロジー<6507>(東証プライム)が一段と強含み半導体関連株の出遅れの見方。ベステラ<1433>(東証プライム)も一段と強含み業績再評価とされて四半期決算発表後の下げを取り戻す動き。巴工業<6309>(東証プライム)も一段と強含み10月決算と増配を好感。ピクセルカンパニーズ<2743>(東証スタンダード)は韓国の仮想通貨取引所運営会社との提携など材料視され活況高。京都きもの友禅HD<7615>(東証スタンダード)は下期後半から来期にかけて改善効果が現れ26年3月期以降は黒字化が展望できるとされ出直り急激。シルバーエッグ・テクノ<3961>(東証グロース)は人材採用分野での生成AI活用など期待されストップ高。
新規上場のユカリア<286A>(東証グロース)は公開価格1060円に対し975円で初値をつけ、前場は980円まで上て後場も強い値動きを続け大引けは981円9で高値引けとなった。
東証プライム市場の出来高概算は19億3245万株(前引けは9億9152万株)、売買代金は4兆4089億円(同2兆2569億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は1053(前引けは1217)銘柄、値下がり銘柄数は528(同358)銘柄。
東証33業種別指数は鉄鋼、金属製品を除く31業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、サービス、電気機器、電力ガス、ゴム製品、繊維製品、精密機器、陸運、建設、輸送用機器、情報通信、機械、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)