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自動車販売の先行きが不透明であること、三菱自動車による燃費不正報告の影響(日産の軽自動車販売停止)がどの程度になるか不明であることなどから微増収ながら営業減益を予想している。
また5月に買収したWGH社の業績はこの予想に含まれていない。
現時点でセグメント別の売上高や利益は開示されていないが、この予想の前提として、日産の軽自動車販売は、上半期はゼロ、下半期は前年同期比で30%減(新車・中古車合わせて4,000台減、約70億円の減収)を見込んでいる。
この前提はかなり厳しい見方であり、実際には同社が予想している以前に日産の軽自動車販売が開始される可能性があるが、その場合は予想を見直すことになる。
また買収したWGH社は第2四半期(7月)から連結に加算される予定であるが、この数値は上記の予想にはまったく含まれていない。
現在、WGH社の今期予想を精査中であり、近いうちにこのWGH社を加算した業績の修正が行われる予定である。
また、必要に応じて三菱自動車の影響を考慮した業績修正も視野に入ってくるだろう。
言い換えれば、上記の予想は「仮の予想」であり、今後修正される予想値に注目する必要がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)