[ワシントン 29日 ロイター] - 米国務省は29日、南シナ海におけるフィリピン船舶への「挑発行為」をやめるよう中国に求めた。「ルールに基づく国際海洋秩序を守るためフィリピンと共にある」とした。
フィリピンは28日、実効支配するセカンド・トーマス礁(中国名・仁愛礁)付近を巡視していた沿岸警備隊の安全を脅かされる事案があったとして、中国沿岸警備隊による「攻撃的な行動」を非難した。
一方、中国外務省は30日、南シナ海における関係国との認識の相違を友好的な協議によって処理する意思があると表明。米国に干渉しないよう警告する報道官談話を出した。