[ニューヨーク 18日 ロイター] - 3月21日からの1週間の米株式市場では、為替相場の行方に注目する必要がありそうだ。最近はドル安と株高が連動する傾向が強く、引き続きドル安が進めば、株式市場にとってもプラスの兆候になる。 投資家の多くが昨年9月から2月中旬までで2%以上上昇したドル高傾向について、輸出や企業業績、経済成長にとってマイナスの影響を及ぼすと懸念していた。 しかし、米連邦準備理事会(FRB)が年内の利上げ回数の予想を2回に引き下げたことなどから、ここ3週間でドルは3%以上下落、S&P総合500種指数 .SPX は2月の下げから戻し、やっと年初来でプラス圏に達した。 ただ、イースターの休暇で、25日はグッドフライデーで休場になるため、取引は薄くなりそうだ。 この日には第4・四半期の米国内総生産(GDP)確報値が発表される。その他の経済指標では、住宅関連の指標も注目される。住宅価格指数、住宅許可件数の改定値、新築住宅販売などが目白押しだ。 耐久財受注やマークイットの製造業PMI指数も発表される。
企業の決算発表では、世界最大のスポーツウェアメーカーのナイキ NKE.N が第3・四半期の業績を、世界最大のビデオゲーム小売りのゲームストップ GME.N が第4・四半期の業績について明らかにする。