【ブラジル】ボベスパ指数 93284.75 -1.11%17日のブラジル市場は反落。
主要指標のボベスパ指数は前日比1048.56ポイント安(-1.11%)の93284.75で取引を終えた。
95041.78から92337.54まで下落した。
小幅高で寄り付いた後は売りに押され、引けまで安値圏で推移した。
年金改革の遅れ観測が警戒され、ブラジル株に売りが広がった。
年金の改革案をめぐり、下院での投票は延期された。
また、通貨レアル安の進行も圧迫材料。
一方、1-3月期の中国の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことが好感され、買いは先行した。
【ロシア】MICEX指数 2568.26 +0.33%17日のロシア株式市場は続伸。
主要指標のMOEX指数は前日比8.42ポイント高(+0.33%)の2568.26で取引を終了した。
2560.04から2574.81まで上昇した。
終始プラス圏で推移し、終盤に上げ幅を縮小させた。
1-3月期の中国の国内総生産(GDP)が予想を上回ったことを受け、世界景気の減速懸念がやや後退。
一方、原油価格の下落が指数の上値を押さえた。
【インド】休場【中国本土】上海総合指数 3263.12 +0.29%17日の上海総合指数は値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比9.52ポイント高(+0.29%)の3263.12ポイントと続伸した。
昨年3月以来の高値水準を切り上げている。
中国経済に対する悲観的な見方が後退。
取引時間中に公表された中国統計では、1~3月GDP成長率が6.4%と市場予想を上回って着地した。
3月の小売売上高や鉱工業生産額も大幅に上振れている。
ただ、上値は重い。
金融当局の引き締めスタンスが警戒された。
中国人民銀行(中央銀行)は朝方、公開市場操作(オペ)と中期貸出ファシリティ(MLF)を通じて資金供給したが、過去に実施したMLF償還分との差し引きでは、吸収超となっている。
上海銀行間取引金利(SHIBOR)のオーバーナイト物が大幅に上昇し、約4年ぶりの高い水準に達するなか、資金流動性のひっ迫も懸念された。
指数はマイナス圏に沈む場面もみられている。