ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』2月18日放送において、翻訳センターを取り上げている主な内容は以下の通り
Q.同社の概要からご説明ください
同社は翻訳業界の国内最大手です1986 年に医薬分野の専門翻訳会社として創業し、特許、工業・ローカライゼーション、金融・法務などに分野を拡大してきました現在は、翻訳だけでなく通訳、派遣、国際会議企画・運営、通訳者・翻訳者教育などに多角化し、顧客企業のグローバル展開における幅広い外国語ニーズに対応しています
Q.事業の詳細についてもお願いします
16年3月期第2四半期累計の業績をみると、翻訳事業が売上高構成比の75.2%を占める主力事業です顧客業種別に分けて売上構成比を見ていくと、医薬が25.7%、工業・ローカライゼ—ションが21.2%、特許が20.5%、金融・法務が7.8% となっています取引会社数は約4,000 社、年間受注件数は約59,000 件で、その約80%は日本語と英語間での翻訳でありますが、他言語の翻訳も近年伸びています
翻訳事業以外では、派遣事業の売上高構成比が10.4%、通訳事業が6.9%、コンベンショ
ン事業が3.2%、語学教育事業が2.5% と、ランゲージサービスを総合的に展開しています
同社の強みは、いち早く専門分野に特化したことで、組織化・システム化された営業・制作機能を有している点です品質、スピード、コストといった、提供価値のバランスが良く、大規模化や多言語化などの新しい顧客ニーズにも対応でき、リピートオーダーが7 割超と顧客満足度は高くなっています
国内翻訳業界トップシェアを誇り、世界の語学サービス企業で14 位、アジアでは4 年連続1 位のポジションを築いています
Q.事業環境について教えてください
矢野経済研究所によると、2015 年の翻訳・通訳の国内市場規模は推計で約2,577 億円、2012年~2015年では、年率3.1%成長と着実に伸長しています大半を占める産業翻訳のニーズの最近の特徴は、「多言語化」「スピード化」「大型プロジェクト」が挙げられます同社が納入事例を持つ「自動車のナビゲーションシステムを全世界同時展開するうえで30 言語以上に翻訳する業務」などは、翻訳大手にしか受注できないタイプのものになりますまた医薬業界では、にトップ製薬会社30 社中20 社以上と取引実績があり、有利な市場環境は今後も続くものと予想されますまた、インバウンド需要の増加に伴い、企業や自治体の外国語対応も更に進むと予想されます
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送