[15日 ロイター] - アジア時間15日の原油先物は小反発、米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ示唆を背景とする前日の下げの一部を取り戻した。原油需要を占う上で重要な中国経済指標の発表に注目が移っている。
0009GMT(日本時間午前9時09分)時点で北海ブレント先物は0.21ドル(0.3%)高の1バレル=73.41ドル。米WTI先物は0.23ドル(0.4%)高の68.50ドル。
両指標とも前日は1.5%下落。FRBが年内に追加利上げを行う見通しを示したことが、景気減速や原油需要減退の懸念につながった。
中国では15日に5月の小売売上高や鉱工業生産を含む主要経済指標が発表される。投資家は景気回復に関する前向きな動きや政府の追加刺激策が示唆されるかに注目している。
欧州中央銀行(ECB)は15日の理事会で利上げすることが確実視されており、これも燃料需要の減退を招くと懸念されている。