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日産が中国に低価格EV投入へ、70~80万円程度を想定

発行済 2016-11-07 12:11
更新済 2016-11-07 12:33
日産が中国に低価格EV投入へ、70~80万円程度を想定
ルノー・日産アライアンスのカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)はこのほど、低価格電気自動車(EV)を中国投入する計画を改めて示した上で、1台7000~8000米ドル(約73万~83万円)の価格帯を想定していると明かした。
現行モデルより価格を3割程度抑える。
盖世汽車が7日付で伝えた。

このほど仏パリで開かれたエネルギー関連会議でゴーンCEOは、「中国に低価格EVを投入することが我々の目標だ」と発言。
「いかなる優待もない」状態で、7000~8000米ドルの価格帯にあるEVを中国で販売する意向を語った。
その上で「我々の低価格戦略がうまくいけば、中国事業の枠組みに大きな変化が生じるだろう」と述べている。

ルノー・日産が足元で中国投入するEVは1モデルのみ。
「リーフ」を改良したEV「ヴェヌーシアe30」を2014年に発売した。
しかし価格はエントリーモデルでも24万2800人民元(約3万6900米ドル)と高めに設定され、販売は苦戦。
中国汽車工業協会の発表によると、「ヴェヌーシアe30」の2015年販売は1273台にとどまった。
ルノー・日産は今年初め、中国で低価格EVを販売する計画を対外公表している。

中国政府は電動化車両の普及を後押しする立場。
新エネ車に関して、当局は「2020年までに500万台」の普及目標を定めた。
すでに各種の補助策を導入している。

新エネ車の国内生産は15年通年で、前年の4.5倍に当たる合計37万9000台にまで拡大。
世界最大規模に成長した。
中国汽車工業協会の発表によると、1~9月の新エネ車生産台数は、前年同期比93%増の30万2000台。
内訳はEVが118.1%増の22万9000台、プラグインハイブリッド車(PHV)が41.7%増の7万3000台に伸びた。


【亜州IR】

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