■業績動向
(3)財務状況
平和不動産 (TOKYO:8803)の2015年3月末の財務状況は前年から改善した。
流動資産に関しては、前期末比142億92百万円減の315億34 百万円となった。
主な減少は、有価証券の95億54百万円減と現預金の21億6百万円減であり、賃貸事業資産の取得および財務基盤強化のための有利子負債の削減が要因である。
固定資産に関しては、前期末比150億78百万円増の2,657億67百万円となった。
主な増加は、有形固定資産の92億11百万円増であり、土地および建物の購入が要因である。
一方、負債は前期末比54億6百万円減の2,054億38百万円となった。
流動負債が90億66百万円減少するとともに、固定負債が36億60百万円増加した結果であり、財務基盤強化の取り組みがその要因である。
経営指標では、安全性および収益性の各指標でほぼ横ばいだった。
リーマンショック以降の財務改善の努力の中で、有利子負債残高およびD/Eレシオ(有利子負債÷純資産)を改善させている点は評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
流動資産に関しては、前期末比142億92百万円減の315億34 百万円となった。
主な減少は、有価証券の95億54百万円減と現預金の21億6百万円減であり、賃貸事業資産の取得および財務基盤強化のための有利子負債の削減が要因である。
固定資産に関しては、前期末比150億78百万円増の2,657億67百万円となった。
主な増加は、有形固定資産の92億11百万円増であり、土地および建物の購入が要因である。
一方、負債は前期末比54億6百万円減の2,054億38百万円となった。
流動負債が90億66百万円減少するとともに、固定負債が36億60百万円増加した結果であり、財務基盤強化の取り組みがその要因である。
経営指標では、安全性および収益性の各指標でほぼ横ばいだった。
リーマンショック以降の財務改善の努力の中で、有利子負債残高およびD/Eレシオ(有利子負債÷純資産)を改善させている点は評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)