[31日 ロイター] - 米南部ケンタッキー州のビシア知事は31日、州東部を襲った豪雨による洪水で子ども4人を含む少なくとも28人が死亡したと発表した。
被害が最も深刻な地域では連日の大雨で一部の家屋が流された。ビシア知事は、州の歴史上で最悪の豪雨の一つだと述べた。救助隊はボートで住宅街や商業地区で捜索を行っている。
さらなる降雨で救助活動が難航する可能性があることから、死者は今後も増える恐れがある。米国立気象局(NWS)は8月2日まで荒天を予測しており、州南部と東部では1日朝まで洪水注意報が出されている。
バイデン大統領は29日に大規模災害を宣言した。
送電線に大きな被害が出ており、ウェブサイト「PowerOutage.US」によると31日午後の時点で1万4000件を超える停電が報告されている。