[キーウ 21日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、戦時中の政府の歳出を厳しく管理するよう求めた。これを受け、費用のかかるプロジェクトを推進してきたトカチェンコ文化情報相が辞任を申し出た。
ビデオ演説で「このような戦時下では国家の最大限の関心、資源は国防に向けられるべきだ」と述べ、シュミハリ首相と先に行った会議の内容に言及した。
ゼレンスキー氏は実際に必要なプロジェクトの財源を確保するようシュミハリ氏に指示。「博物館や文化センター、シンボル、テレビシリーズは重要だが、われわれには他に優先すべきことがある」と語った。
また、シュミハリ氏にトカチェンコ氏の「交代を検討」するよう求めた。
トカチェンコ氏はその後1時間以内に辞表を提出したと発表したが、自身のプロジェクトについては重要性を訴えた。
辞表が受理されたかどうかには言及しなかった。