29日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。
日本株安を受け円買いが先行したが、国内実需筋による押し目買いでドルは下値の堅さが意識された。
ドル・円は、日経平均株価や上海総合指数の弱含みを受け、序盤は円買い方向に振れた。
米国が前日公表した為替報告書に日本などが監視対象国されたことも、円買いを支援したようだ。
ただ、値ごろ感から国内の実需筋を中心に押し目買いが入り、ドルは小幅に戻す展開に。
ランチタイムの日経平均先物や上海総合指数は軟調地合い。
ドルの下値の堅さは意識されるが、株安継続を警戒した円買いも根強い。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円15銭から109円39銭、ユーロ・円は121円92銭から122円16銭、ユーロ・ドルは1.1160ドルから1.1172ドルで推移した。