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Michael S. Derby
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は20日、金利政策の見通しについて、依然として再引き上げに傾いているとしながらも、現在の経済が不透明な中、政策立案者は「機敏」である必要があると指摘した。
その上で、フェデラルファンド(FF)金利は維持できる水準か、あるいはそれに近い水準にあるとの見解を示した。
同総裁は「金利を現在の水準より引き上げる必要があるか、いつまで制約的な政策を続ける必要があるかは、経済が見通しに対してどのように進展するか、リスクがどのように変化するかに大きく左右される」と述べた。
その上で、インフレ圧力は低下しつつあるものの、依然として高すぎると指摘。労働市場はより持続可能な水準へとリバランスしており、賃金圧力は緩やかになっているようだとしながらも、インフレ圧力緩和はまちまちな経過をたどる可能性があるとした。
同総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
また、バランスシートの縮小は金利政策の選択とは別のものであり、「バランスシートの縮小はFF金利の動きとは無関係に継続させることができる」とも述べた。