こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
原油価格が動いていますね。
8月1日に39ドル台まで下落した原油価格は、8月3日から上昇し、昨夜NY原油が49ドル付近まで上昇していました。
この上昇について松永さんは、
『増産凍結に向けたOPEC臨時会合の開催決定を受けて8月11日からNY原油が7営業日続伸となり、8月16日時点でファンドの買い越し枚数が30万7500枚まで急増しました』と仰っています。
また、
『ベーカーヒューズより先週末に発表された米オイルリグ数は、前週比10基増の406基となりました。
年初から減少傾向を続けた米オイルリグ数は、5月27日時点で316基まで減少しましたが、この3か月間で90基(約28%)増加しました。
米オイルリグ数の大幅増加を受けて、今後の米原油生産の増加が予想されます』とのことでした。
そして今後のNY原油の焦点については、増産凍結に向けた会合とルイジアナの洪水、原油生産、米原油在庫となりそうとのことで、
『サウジアラビアの原油生産や米原油生産の増加を嫌気してNY原油が失速する可能性もあります』とする一方、『年初から減少を続けた米原油生産は、8月になって増加傾向に転じました。
米オイルリグ数がこの3か月間で約28%も増加したことを考えると、米原油生産がこれから大幅増加となる可能性もあります』とされています。
加えて『石油精製能力が低下する一方で米オイルリグ数の大幅増加を受けて米原油生産が増加すれば、米原油在庫が急増する可能性も』と示唆されています。
原油価格、また今週24日に発表されるEIA週間石油在庫統計に注目してまいりましょう。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の8月22日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 三井智映子