[プラハ 28日 ロイター] - 女子テニスのプラハ・オープン(OP)の主催者は28日、ロシア出身選手の入国をチェコ警察が拒否したことを明らかにした。
この措置は、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国のベラルーシの選手たちの同国内での出場を禁止するという6月末のチェコ政府の決議に沿ったもの。主催者によると、31日開幕の同OPに出場予定だった選手1人の入国を27日に阻止し、ロシアとベラルーシの選手たちに大会参加のために入国しないよう通達を出したという。
一方、女子テニス協会(WTA)はチェコ政府の措置を非難。「全ての選手が差別されることなく、実績のみに基づきWTA主催大会への出場が許可されなければならないというのが、WTAのルール。複雑な地政学的問題に関する重要事項を考慮しながら、状況をレビューし続ける」との声明を出している。