このコンテンツは、マイネット (T:3928)の2018年12月期第2四半期(2018年4-6月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。
なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。
8本に分けたコンテンツの7本目です。
それに向けて、また一つ新しいチーム組織を発足補足しています。
AIスタジオです。
こちらは、当社の中で、今2020年代AIの時代になっていくにあたり、それに向かって全領域、ゲーム運営はもちろんのこと、集客の部分であったりとか、クリエイティブ制作の部分、QA、CSなど、あらゆる領域において、AI化を進めていくという方針を持っております。
全領域のAI進化及び今現在いる650人のメンバー全員が総AI人材化していくという方針を持っております。
全領域AI進化及び650人総AI人材化、これを進行していく上で、それの一番最初の種になる本当のモデルケースになっていくチームというのを2チーム持って、そのチームがAIスタジオという私の直下のチームになっています。
このAIスタジオのもとで先行2タイトル2チームのAI化実装を開始しています。
先ほどもご案内していたような、今の時点でとても作業が多いという状態になっているものをどんどんAI化、自動化をしていきます。
それによって、考える・創る、本当のクリエイティブなところに向かう時間を増やしていって、結果的に人のパフォーマンスを高めていくということをやっていきます。
よくこのAI化、自動化という話をした時に、どうも人を不要にする冷たい考え方というようにとらえる人が多いのですが、違います。
AIというのは、基本的に人を豊かにするものです。
人がよりクリエイティブに、人がより人らしく、お仕事したり生きていったりするために、AIというのはそれをサポートしてくれる存在です。
私はよく言いますが、AIというのを聞いたときに、どうも日本中の人たちに多いのが、ターミネーターを想起するらしいんですよね。
人類を滅亡させにやってくる、俺の仕事を奪うやつだ、というようになる人がどうも多いようですが明らかに違います。
ターミネーターではなくて、皆さんこれからAIと聞いたらドラえもんを思い出してください。
ドラえもんです。
これから2020年代AIの時代が来たらドラえもんと一緒に仕事するっていう感覚です。
もう少し年が私に近い方だったら、もう少しだけ近い例がパーマンのコピーロボットです。
ピッと鼻を押したら自分と同じ体になってくれて、自分が人助けしに行ってる間に、勉強などの作業をやっておいてくれるというコピーロボット。
一番最初に始まるのはコピーロボットのようなAIですし、その先に出てくるのはドラえもんのような自分たちの仲間・友達、自分がよりよく生きていくことをサポートしてくれる存在、それがAIというものです。
これから我々が過ごしていく2020年代は、AIが当たり前になっていってAIと一緒に仕事するのは当たり前でそのAI達をしっかりとある意味後輩・部下として活かしながら、AIに助けてもらいながら、よりクリエイティブで、より新しいお仕事に向き合っていくことができる。
それがここからの時代です。
覚えていますよね、IT時代のスタートの時期、おじさんたちが、こんなもの手書きのほうが良いんだと言ってパソコンを全然覚えてくれなかった。
そういうおじさんを上に持った世代の方が多いと思います。
あのおじさん達は見事にいなくなったと思います。
これから起きることは、あれと同じことです。
。
AIなんか冷たいとか、AIなんかそんなもの難しいからいらないと言っている人達は本当に消えてなくなっちゃいますからね。
仕事はそれぞれですが、その人たちには仕事がなくなってしまいかねない。
しかし、しっかりとみんなでAIの時代に向き合ってAIをしっかり活用したお仕事の仕方というものを身につけていったらば、必ず我々はより豊かに、より人間らしく生きていくことができるようになっていきます。
そういう時代を作っていく上で、我々ゲームサービス業というものにおいて、それの一番最初のモデルケースというものを作っていきたいと思ってます。
なぜ我々がそのモデルケースを創れるかと言うと、このゲーム空間の全データをリアルタイムで所持できているからなんです。
言ってみたら現実空間もすべてのデータを所持できていたら、もっともっと最適化、AIをもっと賢くして人をサポートすることができますが、リアル空間のデータを取得でききれていない中で、ゲーム空間のデータを全取得できる状態になっているからこそ、ゲームにまつわるサービスや働き方というものについては、本当にAIをもっともっと賢くAIによって人も仕事も、もっと豊かにしていくということができると思ってます。
それを実行しようと思って、一番最初のモデルケースとして2タイトル2チームをそこに向かわせているという状況にあります。
それがAIスタジオです。
そして、全領域AI進化を進めていっております。
mynet.aiによるAI運転、当社のその40タイトルのリアルタイムデータという他社が持てない、他社が真似できないデータを活用しながらのAIづくりをしています。
AI開発ということをmynet.aiがやります。
それ以外の部分、例えば、最近RPAという言葉は市場でも出るようになってきていますけれども、当社がやってきてるBPR自動化というものは、少し言い換えるとRPAです。
RPAについては当社で開発しているものもありますし、あとやはり他社でしっかりと磨き上げていらっしゃるものもありますので、今現在多くやってことは、他のRPAの事業者さんと連携をして当社のこのゲームサービス業におけるプロセスづくりや、その自動化を進めるということなどをしています。
あと、当社のため込んでいるGSアセットたち、送集客やQA、CS、そういったものについてもどんどん他の企業さんたちと連携をしてAI化を進行しています。
三本だてですね。
当社にしかないものというのは、内部で開発をし、それ以外のところは本当にオープンに多くのAI企業さんと連携をしながら、当社のゲームサービス業におけるAI時代のあり方というものをモデルケースとして作っていってるというのが現在の状態です。