[ベルリン 13日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、欧州連合(EU)が提案している自動車の新たな排ガス規制「ユーロ7」について、導入時期を計画よりも約1年先の2026年秋まで遅らせるよう求めた。
EU加盟国と議会は今年、ユーロ7について協議する予定。ただ、欧州の自動車各社からはコストがかかり過ぎ、欧州委員会が期待する時期に実施することは不可能だとして反対の声が上がっている。
フォルクスワーゲンは、25年7月から新規制が実施されると想定した場合、多くのモデルの生産が欧州全域で数カ月間停止することになると説明。ブレーキやタイヤの摩耗で飛散する粒子状物質の制限など、規制の他の部分についても延期すべきだと指摘した。