■業績動向
イメージ情報開発 (T:3803)の2018年3月期第2四半期累計(4月−9月)連結決算は、売上高が前年同期比11.3%減の416百万円、営業利益が5百万円(同22百万円赤字)、経常利益が6百万円(同20百万円赤字)となった。
システム構築の受注が前年同期比で24.6%伸びたほか、運用/保守、BPO/サービス分野が堅調に推移したものの、前期にあった大手取引先の大規模サーバ入替が完了したことで、商品販売が104百万円減少したことで、2ケタの減収を余儀なくされた。
利益面では、経費削減などを徹底させたことで、黒字に浮上している。
一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、期初予想は25百万円であったものの、第2四半期(7月−9月)に北栄への債権全額に対して貸倒引当金315百万円を計上したため308百万円の赤字となった。
しかしながら、北栄に関しての負担はこれ以上、事実上、発生しない形となるため、今後を考える上では前向きに捉えることができる。
2018年3月期の通期見通しについては、売上高、利益とも修正した。
売上高は、期初予想の883百万円(前年同期比9.8%増)から1,021百万円(同27.0%増)に増額したが、これは2017年10月にアイデポルテを新規に連結子会社化したため。
一方、営業利益は61百万円から34百万円、経常利益は61百万円から34百万円と、当第2四半期累計の利益が共に黒字化しながらも下方修正した。
当期純利益も、上半期の貸倒引当金の計上により、期初予想の52百万円の黒字から290百万円の赤字に大きく下振れする。
主力であるシステム関連は、仕事は潤沢にあり、受注面ではオファーが殺到しているような状況。
しかし、それらをすべて消化するには人手不足で、キャパシティーを超えるような受注をすることは考えていない。
現状では、受注案件受入増に伴い外部人材リソースを活用しているものの、その分、人件費が増加、売上原価率の上昇につながっている。
足元の繁忙を受けて人員を増やしても、AIの進展などで将来的に、技術者が過剰にならないとも限らず、当面は現状のキャパシティーでこなせるビジネスを受注していく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)
イメージ情報開発 (T:3803)の2018年3月期第2四半期累計(4月−9月)連結決算は、売上高が前年同期比11.3%減の416百万円、営業利益が5百万円(同22百万円赤字)、経常利益が6百万円(同20百万円赤字)となった。
システム構築の受注が前年同期比で24.6%伸びたほか、運用/保守、BPO/サービス分野が堅調に推移したものの、前期にあった大手取引先の大規模サーバ入替が完了したことで、商品販売が104百万円減少したことで、2ケタの減収を余儀なくされた。
利益面では、経費削減などを徹底させたことで、黒字に浮上している。
一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、期初予想は25百万円であったものの、第2四半期(7月−9月)に北栄への債権全額に対して貸倒引当金315百万円を計上したため308百万円の赤字となった。
しかしながら、北栄に関しての負担はこれ以上、事実上、発生しない形となるため、今後を考える上では前向きに捉えることができる。
2018年3月期の通期見通しについては、売上高、利益とも修正した。
売上高は、期初予想の883百万円(前年同期比9.8%増)から1,021百万円(同27.0%増)に増額したが、これは2017年10月にアイデポルテを新規に連結子会社化したため。
一方、営業利益は61百万円から34百万円、経常利益は61百万円から34百万円と、当第2四半期累計の利益が共に黒字化しながらも下方修正した。
当期純利益も、上半期の貸倒引当金の計上により、期初予想の52百万円の黒字から290百万円の赤字に大きく下振れする。
主力であるシステム関連は、仕事は潤沢にあり、受注面ではオファーが殺到しているような状況。
しかし、それらをすべて消化するには人手不足で、キャパシティーを超えるような受注をすることは考えていない。
現状では、受注案件受入増に伴い外部人材リソースを活用しているものの、その分、人件費が増加、売上原価率の上昇につながっている。
足元の繁忙を受けて人員を増やしても、AIの進展などで将来的に、技術者が過剰にならないとも限らず、当面は現状のキャパシティーでこなせるビジネスを受注していく考えだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)