8日午前の東京外為市場ではドル・円は104円38銭付近。
現地時間8日投開票の米大統領選を見極める展開で、狭いレンジ内で株価に連動した値動きとなった。
ドル・円は、米連邦捜査局(FBI)による民主党クリントン候補への訴追見送りを受け、同氏の勝利を見込んだドル買い・円売りに振れやすい展開。
日経平均が反落した場面ではドルは104円34銭まで下落したがその後は値を戻した。
ランチタイムの日経平均先物はやや下げ幅を拡大しているが、選挙結果が判明するまでは積極的な売り買いは手控えられる見通し。
株価の値動きが限定的ならリスク回避的な円買いはそれほど強まらないだろう。
ここまでのドル・円の取引レンジは104円34銭から104円59銭、ユーロ・円は115円16銭から115円51銭、ユーロ・ドルは1.1033ドルから1.1050ドルで推移した。
【要人発言】
・麻生財務相
「(米大統領選に関連し)為替の安定は常に大事」
・石原経済再生相
「(米大統領選について)誰がなっても金融市場を注視する」