[ロンドン 3日 ロイター] - 英石油大手BPが3日発表した第1・四半期決算は、純利益が過去10年余りで最高の水準だった。石油価格上昇とトレーディング利益が寄与した。自社株買いの拡大も発表した。
ロシアの石油大手ロスネフチの株式19.75%売却など、ロシア資産の売却に伴う損失を石油・ガス価格の急騰が相殺した。
ロスネフチとその他2つの合弁会社の株式売却による損失は204億ドル。BPの当初予想250億ドルをやや下回った。
純利益に相当する「アンダーライイング・リプレースメント・コスト利益」は62億ドルで、アナリスト予想の44億9000万ドルを上回った。昨年第4・四半期は41億ドル、前年同期は26億3000万ドルだった。
自社株買いを第2・四半期末までに25億ドルに拡大することも発表した。2月時点では、四半期毎の購入ペースを12億5000万ドルから15億ドルに加速させる方針を示していた。
0.0546ドルの1株当たり配当は据え置きとした。