■業績動向
(4)中期経営計画
ソルクシーズ (T:4284)は主力のソフトウェア開発事業の成長に加えて、ストックビジネスの収益化、さらには海外への事業展開を図ることで、2018年12月期に売上高14,000百万円、経常利益750百万円を経営目標値として掲げている。
このうちソフトウェア開発事業については、ほぼ計画の達成が見える状況になっている。
主力の金融業界向けについては、2017年がピークとなる可能性はあるが、銀行を中心にブロックチェーン技術への対応に向けた基幹システムの改修需要が期待できることもあり、高水準の売上が続くものと予想される。
ブロックチェーンに関しては2016年10月よりSBIグループが中心となって実証実験を進めているが、同社では同技術を活用したソリューション作りを進めていく考えだ。
また、子会社では自動車業界向けの開発支援業務を行うエクスモーションの成長が期待される。
自動車業界では、自動運転技術の開発競争が大手メーカーを中心に一段と激しくなってきており、車載システム開発の上流工程における開発支援業務を行う同社への引き合いも一段と拡大すると見られるためだ。
また、ソリューションサービスとして、ソフトウェアの不具合を診断する解析ツールを販売しているが、同ツールにAI技術を実装し、より精度を高めた診断ツール(不具合部分の抽出精度が向上)の開発を進めており、間もなくリリースできる見通しだ。
エクスモーションの喫緊の課題は、旺盛な需要に対応するための人的リソースの拡充が挙げられる。
専門性の高い業務となるため、従来はメーカーからの中途採用などが主であったが、今後は新卒者の採用も増やしながら増員を進めていく方針となっている。
このため、ブランディングの強化にも取り組んでいく方針となっている。
2016年度の業績は人材育成を優先したことから減収減益となったもようだが、2017年度以降は再び2ケタ成長路線に復帰する見通しだ。
なお、2015年11月期の売上規模は5.8億円となっており、営業利益率も2ケタ台に乗せていると推定される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
(4)中期経営計画
ソルクシーズ (T:4284)は主力のソフトウェア開発事業の成長に加えて、ストックビジネスの収益化、さらには海外への事業展開を図ることで、2018年12月期に売上高14,000百万円、経常利益750百万円を経営目標値として掲げている。
このうちソフトウェア開発事業については、ほぼ計画の達成が見える状況になっている。
主力の金融業界向けについては、2017年がピークとなる可能性はあるが、銀行を中心にブロックチェーン技術への対応に向けた基幹システムの改修需要が期待できることもあり、高水準の売上が続くものと予想される。
ブロックチェーンに関しては2016年10月よりSBIグループが中心となって実証実験を進めているが、同社では同技術を活用したソリューション作りを進めていく考えだ。
また、子会社では自動車業界向けの開発支援業務を行うエクスモーションの成長が期待される。
自動車業界では、自動運転技術の開発競争が大手メーカーを中心に一段と激しくなってきており、車載システム開発の上流工程における開発支援業務を行う同社への引き合いも一段と拡大すると見られるためだ。
また、ソリューションサービスとして、ソフトウェアの不具合を診断する解析ツールを販売しているが、同ツールにAI技術を実装し、より精度を高めた診断ツール(不具合部分の抽出精度が向上)の開発を進めており、間もなくリリースできる見通しだ。
エクスモーションの喫緊の課題は、旺盛な需要に対応するための人的リソースの拡充が挙げられる。
専門性の高い業務となるため、従来はメーカーからの中途採用などが主であったが、今後は新卒者の採用も増やしながら増員を進めていく方針となっている。
このため、ブランディングの強化にも取り組んでいく方針となっている。
2016年度の業績は人材育成を優先したことから減収減益となったもようだが、2017年度以降は再び2ケタ成長路線に復帰する見通しだ。
なお、2015年11月期の売上規模は5.8億円となっており、営業利益率も2ケタ台に乗せていると推定される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)